過酷?外国の遺族年金受け取り予定に相続税がかかる!

社労士・FP AllAbout年金・社会保障ガイドの

拝野(はいの)洋子です。

ちょっと新聞で知って驚いています。

アメリカで夫が会社勤めしていた時に支払った

アメリカの年金制度に基づいて、

 

夫が死亡した後、妻がアメリカの遺族年金を

受けられることになったのです。額は月17万円ほど。

 

夫死亡の2年後、妻のところに突然

税務署から税務調査がきます。

 

なんと!2年間受けたアメリカ遺族年金だけでなく

これからもらう予定のアメリカの遺族年金

にまで、相続税がかかると、約700万円!!!

税金を払うよう求められたそうです。

 

今までもらった年金じゃなくて、これから

もらう予定の年金に相続税ですよ!!!

どういうこっちゃ・・・。

 

女性の平均寿命は約89歳。妻65歳で夫死亡だから、

「2年もらった遺族年金+

あと14年間あと遺族年金をもらう予定」

に相続税700万円!!!

 

預貯金がなかったら、この妻どうするんでしょう?

一応交渉しても 年内に払うように言われ

(鬼ですね~~~~)

結局払うことにするとのこと。

 

確かにね・・・海外駐在の人って高給だと

ききますので、預貯金はあったんでしょう。

 

日本でも遺族年金は出ますが

税金がかかりません。だから生活は

なんとかなるんでしょうね、

 

でもね、遺族年金受ける予定がある、

予定額に相続税をかけるのは乱暴だと

思ってしまいました。長生きするとは

限りませんものね。

 

子の妻が早く亡くなったら、相続税還付

されるんでしょうかね・・・。

 

ほんと預貯金がなかったら

どうなっちゃうんでしょう。延納でしょうか・・・。

せめて毎年受け取り済みの額

に相続税にしてもらいたいですね。

 

夫が長期間外国で働いていた方、

外国遺族年金課税に備えて、預貯金

用意しておかなければ・・・ですね。

 

スイスから受け取る遺族年金にかかった相続税

について納得いかないと審査請求する妻

もいるそうです。

 

通るといいですね。

 

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