オールアバウトガイドで出産育児費用、公的給付を担当の
FP・社労士の拝野 洋子(はいの ようこ)です。
「年金は当てにならない、投資で老後資金を
増やしましょう」という意見があります。
株売買などの投資は、元本割れの危険も
あり、資金が減る覚悟も必要です。
よく言われるのが、「長期売買と短期売買と
どちらがいいか?」ということ。
それぞれの、長所短所を確認してみましょう。
■長期売買の長所・短所
長所 ・・・仕事や家事子育てで忙しい、まとめて時間が
取れない、性格的にマメではない、という人は、長期売買
は比較的手間がかからない。
短所・・・
1.短期よりも長期での投資の方が、株式保有中に
投資先の会社が倒産や合併の可能性がある。
2.投資信託でも、売買額が少なかったり、運用成績が
悪かったりすると損をしていても運用休止になること
がある。
3.時間がたつと「この株いくらで買ったっけ?」とか、
ネット証券などの場合、暗証番号を忘れてしまうことがある。
株や投資信託を買うときに、お勧めなのは、
ヤフーファイナンスで銘柄を検索した後、
チャートをみることです。
期間で「10年間」の価格の推移を見ておくのです。
10年間みると、時期として買い時なのか、
わかりやすいと思います。
売るときに「いくらだったっけ?」になっても、
買った時期がわかれば、だいたいいくらくらい
だったかわかります。
暗証番号忘れについては、とにかく自分にだけ
わかりやすい場所にメモしておくのが一番
でしょうね。
具体的には、携帯とか、アナログなアドレス帳
あたりでしょうか。
パスワードを管理するアプリも出てる
ようですね。
■短期売買の長所・短所
短期間、とは、保有が1年以内と定義しましょう。
長所・・・個別の銘柄の株でも、保有が短期間なので
倒産や合併などの憂き目にはあいづらい。
従って、長期ほど安定性を重視の投資先でなくても
大丈夫。投資先は、長期よりも幅広く選べます。
短所は・・・マメに値動きを確認、マメに利益確定を
した方が、確実に利益が出やすい。
マメに値動きを確認できないと、利益確定のタイミングを
逸しやすい。
短期の投資は、マメに値動きを確認できる時
時間を取りやすい時期にした方がいいのではないか?
というのが、私の個人的意見です。
新聞などで、投資信託などの騰落率が出ていますが
1か月以内の騰落率が主です。
1か月以内で30%値上がりしたからと言って、その後も
30%値上がりするとは限りません。
短期的な投資のつもりも、投資先を決める前に
ヤフーファイナンスのチャートで2年、できれば
5年くらいの値動きを見ておくことをお勧めします。
■結局、お勧めの投資は?
例えば、日経平均に連動するETFやインデックスファンド、
外貨建てMMFなら、長期にもっていても、紙切れになる
可能性はほぼありません。
日経平均やUSD、ユーロのレートなら、テレビをつけて
いるだけで、情報が手に入りやすいので、売買のタイミング
をつかみやすいです。
今、急に円安が進み、USD約113円、ユーロ約141円と
円安です。今後円高になる可能性もあります。
2年前のように、USD80円の水準なら、外貨建てMMFを
一押ししますが・・・。USD113円だと、どっちに転ぶか
わかりません。
今外貨預金や外貨建てMMFは、買ってももし、円高になると損をするので、おすすめしません。
個別の株を買うのなら、なんのかんの言っても
一部上場の会社(それも最近は絶対ではありませんが・・・)
が、倒産などの憂き目には遭いづらいのではないでしょうか?
例えば、今業績不振の大手メーカーとか、情報漏えいで評価を下げた大手通信教育会社とか・・・例えば・・・です。
私は、投資を積極的に進める派ではないので、もし
投資する場合は、自分にとっての少額を、長期で・・・、
安定性のある投資先で・・・というのが、失敗の少ない
投資方法なのではないかと思います。
それと株・投資信託売買や配当金、株主優待なども
「臨時収入」と思い当てにし過ぎないことが
重要だと思います。
(1000万円以上、投資できるなら別と思いますが・・・)
やはり、投資は最低3年間くらいは、
寝かせておいて大丈夫なお金でするのが
いいのではないでしょうか?
ちなみに、最近、ノーベル賞関連株の売買で
儲けを出しました。
ノーベル賞関連株売買顛末記は
https://haiyo-fpshakaihoken3107.me/です。
何かご希望あればお気軽にご連絡下さい。↓